今や、ランニングをしていない人さえ知っている「ナイキの厚底シューズ」
男女のマラソン世界記録や、男子のマラソン日本記録を更新したのもナイキの厚底シューズです。
また、2022年の箱根駅伝での着用率は73.3%と圧倒的な支持を受けています。。
まさにナイキ厚底シューズの一強時代です。
数々の記録を次々と塗り替えていったため、メディアにも大きく取り上げられたこともあり、「あのシューズを履けば自分も速く走れるのではないか?」と思った方も多いのではないでしょうか?
確かに、「速く走る」ということにおいては、シューズの構造からみても、伴っている結果からみても間違いないでしょう。
着用した多くのランナーが、「他のシューズより速く走れる」と実感しています。
だだし、それはトレーニングをしっかり積んだ一部のランナーだからこそ得られるメリットです。
フルマラソンで言うと、「サブ3以上」のレベルのランナーが目安です。
サブ3にまだ到達していないレベルのランナーが履くことは、デメリットの方が大きくなります。
このことは、ナイキの厚底シューズが登場して以来、様々議論されてきました。
最近では、ナイキ以外のメーカーもカーボン入りの厚底シューズを投入してきており、様々なラインナップが揃ってきています。
そんなタイミングで、あなたに本当に合ったシューズ選択ができるように、医療系国家資格を持つランニングトレーナーとしての目線から、サブ3未満のレベルのランナーが、カーボンプレートを搭載した厚底シューズを履くリスクについて、改めてお伝えさせていただきます。
今回の記事では、ナイキの厚底シューズを、フルマラソン3時間以上のレベルのランナーが履くデメリットをお伝えし、デメリットを理解した上で「それでも履きたい」という方に向けて、履き分け方をご紹介します。
この記事を読むことで、ナイキの厚底シューズのリスクを理解した上で、ケガをするリスクを最小限に抑えながら、記録更新に役立てていく方法を知ることができます。
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